川原湯温泉共同浴場「王湯」

滝の取材の後はお待ちかねの温泉です。まあ、これも取材の大切な部分でありますが。
当日は、川原湯温泉にある共同浴場のひとつ「王湯」の露天風呂に入りました。狭い洗い場には、石鹸やシャンプー等は一切置いてありません。いい湯でした。内湯もレトロ感溢れる実に良い雰囲気です。
ボイラー等で加熱している温泉が多い中、ここは源泉が高温のため、常に水を入れて温度を調整しています。ボイラー代がかからないので、入湯料も300円におさえられるんだそうです。「入湯料は安ければ安いほど良い温泉」と同行の小暮さん。そういえば、通常入湯料は平均500円〜600円くらいだし、流行の日帰り温泉施設はもう少し高めの800円前後。この差は、ボイラーの燃料代なんだそうです。今、原油が高騰してあちこちで影響が出ていますが、ボイラーで加熱している温泉にもかなり影響が出るのでしょうね。
昔の温泉地は、このような共同浴場を中心に、まわりに宿ができ、食泊客はみんな共同温泉を利用していたそうです。ところが、それぞれの宿に温泉を引いて内湯が造られるようになって、温泉地も湯量が不足し始めたとのこと。そんなこんなで入浴剤を入れるようになったり、ボイラーで加熱する必要が出始めたようです。
温泉に詳しい小暮さんの説明は、実に勉強になりました。
ダム完成後は、川原湯温泉は現在の場所より上の方に移り、源泉をポンプでくみ上げるとのことですが、現在よりも経費はかかってしまうでしょう。古き良き共同浴場は代替地で復活するのか。その時の入湯料は、はたしてどうなるのでしょうか。
「ぶらり水紀行vol.3 不動の滝」の記事は、WEB版ちいきしんぶんでもご覧になれます。
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